37日目 8月の書評 その4

今のところ、雨は降っていない。

明日は大丈夫かぁ。

予報では、朝から大雨。記録的な豪雨になるそうです。

そう言えば、某予言サイトで、数か月前に「今年は記録的な豪雨が発生し、

地下への浸水、農業に大打撃」と書いてあったが、本当になりそうだ。

 

さて、8月の書評 その4

不屈の棋士 大川慎太郎 講談社現代新書

 

毎度のことですが、ネタバレしないように注意しないと。

内容は、人工知能(将棋ソフト)について棋士とのインタビューした本です。

電王戦ってあるでしょ。将棋ソフトと棋士が戦う棋戦。

その実際に戦った棋士や超一流棋士(羽生名人など)が人工知能について

どのように考えているかをインタビューしています。

 

感想は、人工知能の進化の速さや特化した人工知能では人間は太刀打ちできない

事を痛感し、漠然とした不安がよぎりました。

はたして今後の世の中はどうなるんだろうと。

 

すでに中堅クラス棋士では、ソフトに歯が立たず、後1年~2年で人間はソフトに

勝てなくなるのは確実だそうです。

また、実際に戦った棋士は、人間との対局とは感覚が異なる。

同列に優劣をつけることができない。だって機械は疲れないから。

と言っています。

 

たぶんここがポイント!

人間対人間とソフト戦を明確に区別し、対戦を魅力的にしていくしかない。

また、将棋の魅力を広めていき、普及活動に力を入れ。将棋本来の知的ゲーム

としての楽しさを伝えるしかないでしょう。

(例えば、そろばんのように能力向上のためにするなど。)

 

しかし、人工知能の発達は凄まじい。そろそろ、人間はどうするべきかを

真剣に考える時に来ているのかも知れない。